あつい日が、続いております。もう、だめなんじゃないか。俺?と何度
心の中でつぶやいたことでしょうか。そう思うたびに、家の脇の路地を
ぽてぽて抜けると、其処にはまだ手押し式の井戸が現役でおります。
我が家を含めた数件で、大事に利用させて頂いております。
その中でも、僕が一番有効利用しております。
金魚の水換え、インディゴ製品の洗い、植木の水やり、
井戸端会議、散髪後の流しそして
なんといっても、冬は薪ストーブ、夏は井戸水浴びが最高です。
ちょっと、足先だけでも
このたらいに入れてみますと、とても冷え冷えで、
今までの落ちた気分が一新できます。
ほんとは、子供用のビニールプールに井戸水くんで飛びこんじゃいたい気分ですが、
とうとう、やっぱりあいつはイったなと、ご近所の方に確信されちゃうので
ここは、ぐっと我慢して頭からじゃーとハンドルをこいで水を浴びます。
靴もがしがし洗ってあげます。また、このお厩長屋の通りには、もう数十歩いくと
以前NHKの連続テレビ小説でブームだった<昔すぎるか。>おしんの撮影現場
の井戸も健在です。長屋は、残念ながら数年前に取り壊されましたが。
洗い場?も広くこっちならビニールプールが置けそうです。
水もつめたーい。さいこーです。
ところで変わった家のお向かいには、
やはり風変わりなアメリカ人の在家僧侶、文筆家、
の方が引っ越していらっしゃいまして。日本の文化やアートにも
造詣が深く、
水脈ならぬ血脈とまで、井戸に想いをいだかれて、
以前ここにもうひとつあったであろう井戸を
復活させてしまいました。
ですから、ぼくの家の周りは井戸だらけです。
玄関を出ますとほぼ9歩で、お向かいの家の井戸があります。
有り難いです。昨晩も、この井戸水をそこのポリタンクに、
10往復ほど弟がバスタブに注ぎまして、<自然は凄いっ!>と
感嘆しておりました。僕もその鉱泉にも似たやや鉄分の多い
<別の水脈と思われる>井戸水風呂を予想を超える冷たさ
を頂き、すっかり冷え冷えのすやすやな夜を
東京の都会の片隅で味わいました。
有り難うございます。
by fireworldblog on 2013年08月15日
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