さて...
今日は最初に丸太の話題です。
えーと、えと,,
薪ストーブのためには薪が必要なのですが...........
2007年12月に切り出した丸太です。(直径14㎝弱)
2夏、陽あたりよく風通しもよい場所に積んで観察中でした。
さあ、どれくらい乾燥してますでしょうか。
木口はひび割れて乾いているようには見えますが.....
長さは約40cmの丸太です。
木口の含水率は4%を示していました。
それでは、斧で半分に割ってみましょう!
な・なんと(゚Д゚≡゚д゚)エッ!? 中身は32%
2年近く乾しても、まだ湿っています。
伐採したときからわずかしか乾いてないということです。
困ったなあ...~
やはり樹皮は乾燥を妨げます。
ちなみに焚き火に入れたら、ものすごい量の煙が出て、
しばらく、シュワシュワと燻っていました。
太さにもよりますが、丸太はほとんど乾かないことが解かります。
これでは薪ストーブ用の燃料としては好ましくないですねえ。
丸太は丸太なんですね......薪にあらず。
皆さんも丸太と含水率計をお持ちでしたら、半分に割ってから
中身を計測してみてください。
さて、かたや薪ストーブ用としての薪ですが,,,
こちらも切り口15㎝と太めに割った長さ40㎝の薪です。
(赤いのは携帯電話で、下の薪は長さ30CM、太さ8cmの薪です)
やはり冬切りして割って2夏乾かしています。
くじらの脂身ではございません。www..
(かえでの類の薪です)
外側は13~14%程度を示していました。
お!なんだかいけそーな気がするー
しかし
半分に斧で割りましたら,,,
ン、ン、ン
薪ストーブの中で燻るのは太く湿った薪が原因のひとつなんですね。
(この機器の場合は実際の含水率は約26%に相当します)
さて、大きく太い薪、あるいは丸太は火持ちがいいとお話する方が
います。
燻り、くすぶり、大量の煙、煤の付着、煙突火災,,,,,,,,,,の元凶です。
クレオソートも大量に発生するはずです。
ほとんどの薪ストーブがクリーンバーン燃焼構造になってはいますが
条件としてはよく乾いた薪を使うことが最重要ポイントになります
さあ!10月に入りました。
すでに北国や高地、山岳地域などでは薪ストーブを焚き始めた方も
多いと思います。
今一度、薪について考えてみませんか!
速やかに焔と温度を上げ、白い衣を着たような炭化を導きながら
長時間の熱量放出維持が可能なよく乾いた薪づくりをめざしましょう!
薪ストーブ専門店ファイヤーワールド永和からのご案内でしたー
今日のおさらいは....丸太は薪にあらず..でしたね。
あくまでも薪ストーブの好ましい燃料としてのお・は・な・し です。
では、またお会いいたしましょう
by fireworldblog on 2009年10月02日
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