(写真はデンマーク国内)
北欧ではポピュラーで人気の高い小型薪ストーブです。
(日本でもよくある施工例ですね)
さて、
日本で断熱材入り断熱二重煙突といえば...
上の写真右側の25mm充填のものです。
(主に欧米メーカー製が多いです)
左側はデンマーク製の60mm断熱材充填のものです。
北欧等、国によっても基準は多少異なるようですが
あくまでも薪ストーブの煙突排煙は外気の冷気(室内含む)
の影響を受けさせずドラフトを安定させながら高温のまま
排気をさせることと、低温(約150度未満)になると有害な
クレオソートが生成されるので、それらを防ぐために
厳しく規制されて基準が設けられています。
当然、薪の乾燥状態が良いことが大前提となります。
薪ストーブの口元から天井下までの
一見細く見える煙突は25mm断熱材充填の二重煙突。
その上の極太に見えるのは60mm断熱材充填の
二重煙突です。(この施工例では北欧の基準標準)
科学(化学的)・物理的根拠にもとづきこのような施工と
なります。
現況として、煙突に関してニッポンは...まだまだ..www
ザンネンながら、日本国内には規制基準は何もございません。
ちなみに..理想的な施工例としては...
もしも囲いの中を60mm充填の断熱二重煙突で
施工したならば、さらに完全なドラフト安定が得られて
(写真は日本国内:25㎜断熱材充填の断熱二重煙突)
点検口を設けていつでも管理点検が可能です。
深澤光様にスイス視察のお話をお聞きしました。
断熱材二重煙突の重要性はもちろんでしたが、
薪はドイツトウヒやブナ系なら最低2年以上、
望ましくは3年の乾燥をさせて焚いているそうです。
薪の乾燥と煙突の重要性があらためてよくわかりました。
少し話しは変わりますが...
さらに、工場の電力は風力発電75%以上であったり
デンマークの首相が提言した化石燃料依存ゼロを目指す..
には驚きをおぼえるほどです。
ノルウエーJOTUL社の工場での使用電力は水力発電100%
利用であるとお聞きしました。
世界的には環境問題とあわせて食糧やエネルギー資源の
枯渇や争奪が問題となってきていますが....
煙突ひとつ話題にしても、いろんな深い関わりがあると
感じます。
by fireworldblog on 2010年03月13日
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