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薪ストーブと北欧の煙突

薪ストーブ 東京 ファイヤーワールドブログ

北欧の薪ストーブ煙突
  morso 1442CB

 (写真はデンマーク国内)

北欧ではポピュラーで人気の高い小型薪ストーブです。

(日本でもよくある施工例ですね)

さて、煙突にご注目ください.......


薪ストーブ煙突

日本で断熱材入り断熱二重煙突といえば...

上の写真右側の25mm充填のものです。

(主に欧米メーカー製が多いです)

左側はデンマーク製の60mm断熱材充填のものです。

薪ストーブの焚き始めある新年 006

少し拡大しますと..こうです。

北欧等、国によっても基準は多少異なるようですが

あくまでも薪ストーブの煙突排煙は外気の冷気(室内含む)

の影響を受けさせずドラフトを安定させながら高温のまま

排気をさせることと、低温(約150度未満)になると有害な

クレオソートが生成されるので、それらを防ぐために

厳しく規制されて基準が設けられています。

当然、薪の乾燥状態が良いことが大前提となります。

北欧の薪ストーブ煙突もう一度見てみましょう

薪ストーブの口元から天井下までの

一見細く見える煙突は25mm断熱材充填の二重煙突。

その上の極太に見えるのは60mm断熱材充填の

二重煙突です。(この施工例では北欧の基準標準)

科学(化学的)・物理的根拠にもとづきこのような施工と

なります。

現況として、煙突に関してニッポンは...まだまだ..www

ザンネンながら、日本国内には規制基準は何もございません。

 

ちなみに..理想的な施工例としては...

薪ストーブの施工例

煙突を背面から建物構造体に納め施工します。
BlogPaint

もしも囲いの中を60mm充填の断熱二重煙突で

施工したならば、さらに完全なドラフト安定が得られて

完璧なる煙道施工となる!でしょう。
薪ストーブの施工例

(写真は日本国内:25㎜断熱材充填の断熱二重煙突)

点検口を設けていつでも管理点検が可能です。

 

深澤光様にスイス視察のお話をお聞きしました。

断熱材二重煙突の重要性はもちろんでしたが、

薪はドイツトウヒやブナ系なら最低2年以上、

望ましくは3年の乾燥をさせて焚いているそうです。

薪の乾燥と煙突の重要性があらためてよくわかりました。

薪ストーブデンマーク

少し話しは変わりますが...

さらに、工場の電力は風力発電75%以上であったり

デンマークの首相が提言した化石燃料依存ゼロを目指す..

には驚きをおぼえるほどです。

ノルウエーJOTUL社の工場での使用電力は水力発電100%

利用であるとお聞きしました。

世界的には環境問題とあわせて食糧やエネルギー資源の

枯渇や争奪が問題となってきていますが....

煙突ひとつ話題にしても、いろんな深い関わりがあると

感じます。

 

 

 

by fireworldblog on 2010年03月13日

カテゴリー: その他 タグ: 煙突,1400シリーズ,morso

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