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薪ストーブ用の薪の含水率(再)

薪ストーブ 東京 ファイヤーワールドブログ

うっとおしい梅雨ですね。

はるか先の冬に薪ストーブは使うものと思っていますと

乾いた薪の用意がなかなかできないことに気づきます。

 

薪の含水率計
MORSO社製の薪含水率計

 

よく乾いた薪って......どれくらいなの??

メーカー関係者にお聞きしたところ、

写真の計測器は湿量基準含水率を計るもので、

乾量基準含水率で換算すると、写真の20%は

20÷74*100=27%となり、やはりクヌギやナラ等は

1年未満の乾燥期間では薪ストーブを焚くにはまだ早い

といわれる所以だそうです。

10%~15%以内が目標目途です

従いまして、御参考までに薪を半分に割ったところで計り、

15%以下になると合格と言えるようです。

(一般的に言う20%未満の含水率に相当)

薪含水率ほか 005

丸太などは半分に割ると30%を超えている場合も。

 

 

コナラやミズナラですと、原木を割って1年経過してからが

はじめて細胞内の水分が抜けはじめるそうでして

冬切りと割りをしても2夏乾燥させないと薪ストーブ用の

薪としての熱量を充分引き出せないということになるようです。

(私も45cmの長さで、太さ15cm以上に割っていたときは

乾燥が進みませんでした)

丸太のまま乾燥させても樹皮が乾燥を妨げますから

これも好ましくありません。

もちろん、安定したドラフトを確保するためにも煙突は

断熱材入り2重煙突を薪ストーブの口元から取り付けることが

望ましいです。

薪ストーブの燃料としての薪づくりは奥が深いと思います。

薪が主役だと思います。薪があっての薪ストーブであり

豊かな森林資源の保全と利活用があっての薪ストーブです。

薪ストーブユーザーのみなさんの自家製の薪はいかがでしょうか

         薪積み3


建物の北側や樹木の下などは乾燥が進まず朽ちていく場合も

多いですから気をつけたいですね。

ナメクジやカタツムリがいつもいたり、コケが生える場所での

保管や乾燥は避けたいものです。

陽当たりと風通しよく..がポイントですね。

by fireworldblog on 2010年06月21日

カテゴリー: 薪ストーブ薪と炭 タグ:

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